ベトナムの空港のビジネスクラスラウンジ

  一つ目の写真は、ハノイ・ノイバイ空港の旧国際線ターミナルの売店にあった看板です。”ビジネスクラスラウンジのバウチャー売ってます”って書いてありますね。エコノミークラスに搭乗する人のためのものです。要は ”ラウンジの入場券を売りますよ" という事ですね。

聞いてみると、「はい、売ってます。US$30です。」、お金を渡すと、「私についてきて!!」 と、売店のおばちゃんは私が渡したUS$10札3枚を握って、速足で上の階のラウンジに連れってくれました。場所は知っているのでバウチャーをくれればいいんだけど・・・。ラウンジに着くと、おばちゃんは受付に何か話して・・・その後受付の人が愛想よく 「どうぞ」 と言って、私をラウンジに入れてくれました。バウチャーはもらえず・・・。おばちゃんは、ラウンジで何かを食べて帰っていきました。あぁ、みんなで ”山分け” なのね・・・。

  2014年に新ターミナルが出来ました。(二つ目の写真は、新ターミナルのラウンジの様子です)この看板がある売店はあるかな?と探しましたが、ありませんでした。ラウンジに行って受付に 「ラウンジバウチャー売ってる?」 って聞いたら、「はい、あります。中でお待ちください。」 と言われ、ラウンジに入って座っていると、しばらくして受付の人が来て、「喫煙室へどうぞ」 と言われ・・・。タバコを吸いたいとか言ってないのに・・・。入ってみると、貫禄のあるおばちゃんが座っていて、「はい US$30」 と言われ、US$30を渡すと、「ラウンジへ行っていいよ」 とジェスチャーされて・・・ 利用することが出来ました。またバウチャーはもらえませんでした・・・。

  また別の機会、ラウンジの受付で 「バウチャーを売っていますか?」 と聞いたら、「はい、あります」 と受付の人が言い、「どこですか?」 と聞いたら 「ここでいいです。」 と。値段はUS$25でした。US$30しか持っていなかったのですが、「おつりは後で持って行くので、中に入っていてください」 と言いました。中で食事を選んでいると、さっきの受付の人が静かに近寄ってきて、私の右手にUS$5札を握らせて、「キャキャ!!」 と女子高生のような小さな笑い声をあげて小走りに去っていきました・・・。ここまでの事、何か変だけど、何かハノイでは普通の光景で・・・あまり違和感を感じない自分がなんか変ですね。

  最近、ホーチミン・タンソンニャット空港で、同じようにラウンジバウチャーを売っているところ尋ねたことがありました。ここではちゃんとバウチャーを切ってくれて、領収証もくれました。ラウンジもどっかの航空会社のラウンジを使うのでなく、バウチャーを購入した客のためのラウンジでした。シャワーが無かった以外はベトナム航空のビジネスクラスラウンジよりも上等なくらいでした。さすがホーチミンは垢ぬけていますね。(垢ぬけているとか言う問題ではないかも知れませんが・・・)でも、バウチャーを買うまでは大変でした。看板に案内された先は違っていて、”あっちの売店”、”そっちの売店” と、"たらいまわし” 状態。総合案内カウンターで言われた先も違って・・・。1時間超、うろうろして・・・やっとバウチャーを扱う売店にたどり着きました・・・。ちゃんとそれ用のラウンジを用意しているのだから堂々と案内すればよいのに・・・。でも、その日は、ホーチミンで乗り継ぎ6時間待ちで、外は大雨で私は大荷物、空港で待つしかなかったので、退屈しのぎにちょうど良かったのかも知れませんが・・・。

【2019年11月10日 追加】
先日、久しぶりに ホーチミン タンソンニャット空港 で乗り継ぐ機会がありました。以前、有料ラウンジのバウチャーを買うのに苦労した話を記載しましたが、この点、大変進化していました。

①は、出国審査後のターミナル内の何か所かにあるラウンジの案内です。②は、有料で利用することができる ORCHID ラウンジ入口の看板です。ここに表示されている提携カードなどは無料で利用できます。③ 看板を右に入るとすぐ階段でこれを降りると、④のカウンターがあります。以前は、ここまで来ても有料での利用者は入る事が出来ず、先に売店でバウチャーを買って、それを提示して入れましたが、今回はこのカウンターで支払って、領収証を切ってもらって入ることができました。

2018年11月28日