Hoan Kiem 湖

ハノイ市街の中心、Hoan Kiem 湖です。

 Hoan Kiem湖と言えば亀の伝説ですね。実際に大きな亀がいるのはよく知られていますね。時々水面近くに出てきて、人だかりができていることがありました。Hoan Kiem湖の亀を見ると縁起が良いそうで、皆それに肖ろうとして集まるそうです。何かの新聞の一面に亀が出てきたことを報じられていたのを見たことがあります。

 この ”亀” 、というより ”スッポン” ですね。”シャンハイハナスッポン” という絶滅寸前の種類のスッポンだそうです。Hoan Kiem で2頭が確認され、それが世界で最後の2頭であることが、2015年頃に日本の新聞の記事で見たことがあります。(その後1頭は死んでしまったそうです。)Hoan Kiem湖の中もいろいろ外来種がいて、このシャンハイハナスッポンも、その外来種に襲われて弱っていたそうで、湖の中央に囲いを作って保護したり、別の場所で治療したり、ハノイ市の関係者の方々はこのスッポンを守るためにいろいろと努力されています。

他に、あと1頭Ho Tayに生息しているという説もありました。あくまでも”説”だそうです。そう言えば、Hoan Kiem とHo Tay は地下で繋がっているという説もありました。真偽の程はわかりませんが、ハノイは 漢字で ”河内” というくらい、元々は Hong河(紅河) に囲まれた湿地帯ですので、地下で繋がっているというのもあながち違ってはいないかも知れません。亀はそこを行き来していたのでしょうか・・・?。というより ”シャンハイハナスッポン” は以前中国やベトナムで普通に生息していたそうです。

  ハノイは湿地、ということで思い出しましたが、湿地で地盤が弱く地下鉄を造るのは時間とコストがかかるのだそうです。ハノイの都市鉄道2号線のハドン~カットリン線はもうじき開業のようですが、カットリンからハノイ中心部への計画は地下ですね。これはなかなか時間がかかるかも知れませんね。話が亀から少々変わってしまいました・・・。

2018年10月29日